CBSH 2020Q1決算

http://investor.commercebank.com/News

20Q1の決算はEPS $0.44 (19Q1は$0.93)、net income $51.9M (19Q1は$106.9M).

 

収入が半減しているのはprovision for credit losses(ローンの貸し倒れ予定、確定でない)が$58.0Mに上昇したため。それ以外は殆ど昨年から変わらず。

cf. ローンの貸し倒れはリスクはcurrent expected credit loss (CECL) modelにより算出。

→このモデルが今後何ヵ月分の貸し倒れを計算しているかは謎。それ次第で今後の収入が大分変る。

また、3/31での貸し倒れは$10.9M(ローン全体の0.3%)で19Q1の時は$11.7Mより現象してるので、コロナの影響が本格化するのはこれからと言うのが良く分かる。具体的にどの項目のローンで貸し倒れが起こるのか注視する必要がある。

 

Paycheck protection program (PPP、中小企業、個人事業主への救済)は$1.5B。救済申請額(4/20時点)でみると、~$0.8Bなので、まだ余裕があるか。(この支援は4/3からなので、CECLモデルには入っていないのか?)

CBSH自体は$19.0Bのdepositを有し、その70%をローンに回しているので、銀行(平均90%)の中でもdefensive。

CBSHはnon-interest income(全体の49%)を増加させており、引き続きこれらが成長するかも長期的には大事だろう。

 

現時点ではコロナの影響の大きさは計り知れないが、2021年まで厳しい時間が続きそうである。

CBSHはcash richであり、配当王なので、もし市場が下落し配当利回りが2%を超えるようなら追加で購入したい。現時点では安くはなく、決して買いに入る水準ではない。