"健全に"成長する企業とは?

投資に適した企業とは?

投資を判断するための指標は色々ある。P/E、ROE、EPS成長率などなど。

今回は、そういった指標とは別角度から企業の成長を考える。

 

そもそも、企業が"効率良く"運営されているのであれば、投資を上回る営業利益を生み出さすべきである。例えば、ある企業が100万円の経費に対し、120万円の営業益を出していたとする。この次の年、営業益が150万円に増加したとして、その際、経費が125万円より低ければ、会社としてより純粋に儲けが出ているといえる。

これは、

1. 負債に対し資産がどの程度増加したか?

2. 負債に対し収入(operating income)がどの程度増加したか?

3. 必要経費(operating expenses)に対し収入(operating income)がどう変化したか?

といった角度からある程度見積もられるはずである。

例えば、資産が増加したとしても、負債が同程度に増加していたら、それは成長が持続できると考えるのは難しい。

逆に、企業がコストを抑える仕組みや、営業が自然と伸びる戦略を取れれば、負債の増加(理想はliquiditiesの減少)に比べ、資産や収入がそれ以上に増加することが期待される。

 

現在は低金利であるから、負債が増えても企業の財務を圧迫しないが、これは金利が上がれば破綻する。そういう意味では、負債が少ない企業は強い。

 

具体的な企業

自分が調べた限り、そのような基準を満たす企業は非常に少ない。(負債も同程度増加していることが多い。)

1. Old Dominion Freight Line, Inc. (ODFL) 

2. Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. (SHECY)

は非常に良い成長を遂げている。

では、なぜこの二つの企業は、健全な成長ができていれるのか?

 

また、上記2企業ほどは安定していないが、その見込みがありそうな企業は、

3. Texas Pacific Land Trust (TPL)

4. Nova Measuring Instruments Ltd. (NVMI)

5. Gentex Corporation (GNTX)

6. HCA Healthcare, Inc. (HCA)

7. Accenture plc (ACN)